人を選ぶ技術
人材採用に関して計画を立てる場合、自社の求めている人材が見つからない。
などの課題をもっている方も多いかと思います。
「人を選ぶ」ことは職場の人手不足を解消するだけではなく、
企業のこれからを左右すると言っても過言ではありません。
そこで、今回は「経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術」を
参考にしながら、意識したいポイントや身につけておくべきスキルをご紹介します。
面接の際の2大 見極めポイント
- 相手の能力の優劣を見極める
- 相手の性格が善なのか悪なのか(人間関係に対する影響力)を見極める
この2点が見極められれば、企業の課題や成長に対する適切に人選をできるようになります。
人材は4つのパターンに分類できる
そもそも「人を見る目」が具体的に何を指しているのかをみていきましょう。
骨組みは「優秀軸」と「無害軸」です。
1.優秀で無害な人
2.平凡で無害な人
3.平凡で有害な人
4.優秀で無害な人
詳細を説明すると
①優秀で無害な人
企業にとって最も採用したい人材です。高い能力やスキルを持ちながら、
謙虚で、周囲との協調性も持ち合わせている人。
②平凡で無害な人
特別な才能やスキルを持っていないが、周囲に迷惑をかけることなく、
平和に暮らしている人。
③平凡で有害な人
特別な才能やスキルを持っていないが、協調性に欠け、社会のルールを
守らないなどトラブルの原因になっている人。
④優秀で有害な人
高い能力やスキルを持っているが、自己中心的で、自分の利益や目的のために
他人を踏みつけたり、社会のルールを無視したりすることが多い傾向がある人。
このように、
①と④の2タイプの人を見極めるために「人を見る目」が必要だと理解できます。
実際の採用活動の場で言えば、
「プレゼン上手」「勢いがある」などの偏った評価軸で人を見てしまったり、
学歴や職歴だけで全体評価をしていまい、いざ一緒に働き始めてから
ギャップを感じるケースも少なくないと思います。
また有害な人を完璧に排除することが目的ではないので、完璧な人はいない。
ということを前提におきつつも、④の優秀で正確が悪な人に対しては、
あくまでも
周りがリスクがあることを、ある程度認識して対処すればよいでしょう。
悪な人は大きく2種類に分けられる
悪な人は大きく2種類に分けられます。
1.人間として悪な人
2.突発性な悪な人(突発的に心の中の負の部分が噴出してしまう)
【2】についてこれは、これは誰しも持ち合わせてる面で、
プレッシャーがかかればかかるほど負の部分が出やすいです。
つまりその人が、どんなシチュエーションで、どういうアクションを取りがちか。
という行動パターンです。
例えば、
目標や結果にこだわるタイプ
仕事そのもの(資料の出来栄え)にこだわるタイプ
人間関係にこだわるタイプ
プロセスにこだわるタイプ など
人によって何に価値観を置いているかが異なってきます。
この価値観が阻害される際に同僚たちに「悪」を出さずにいられるか。
面接の際に、こういったことがわかる様な質問をするとタイプが分かってきます。
スキルだけで選んではいけない
長く一緒に仕事するなら変わりやすい事柄よりも
変わりにくい事柄を見た方が良いです。
中途採用の場合、候補者はある程度質問事項を想定して、採用されやすいように
回答を合わせに来ます。
なので、質問の仕方をエピソードベースの話を具体的に効くようにすることが大事です。
例えば、
「今までの経験の中で最も誇りに思うことはありますか?」「そのエピソードを教えてください」というように、エピソードを引き出すことで、その人の価値観が分かってくると思います。
まとめ
人材採用や人事評価において着目したいポイントを解説しました。
面接は慣れるまでに時間がかかるものですし、日々の目の前の業務に追われて、
優先順位が下がることもしばしば。
ぜひ「人を選ぶ技術」磨きながら、さまざまな方との出会いを活かし、
職場の人手不足を解消するだけではなく、成長するチーム作りへの
1丁目1番地の重要な準備をしている!と思って対応してみてください。
攻略法が分かれば、面接も楽しくなってくると思います。
ご参考までに。