一覧へ戻る

大転職時代。面接官のための5つのテク

2023.04.25
お役立ち
SHARE

コロナ禍を経て大転職時代に突入し、面接は人事だけがおこなうものではなくなり、現場の管理者が行うことも増えてきたとお話をお聞きすることが増えてまりました。とは言え、面接を受けたことはあっても、やったことがある方は少ないと思います。何を聞いていいか。何を聞いてはいけないのか。そんな「現場の面接」の方にむけて、年間1000人以上を面接する人材派遣会社の担当が勉強してきた面接テクを公開したいと思います。

1.職務経歴書の見方

今やチャットGPTなどの登場により、職務経歴書は
盛ろうと思えばいくらでも漏れる状況。
なので、ざっくりと眺める程度に。

キャリアの変化点を見つけて、
マークしておいて、そこを中心に聞くようにしています。

例えば、1つの企業で部署移動があった場合は、その際にどう思ったのか?
とか、責任あるポジションに就いた経験がある方の場合は、何歳の時で
その時の躍動感など、どんなお気持ちだったか。

などをお聞きしてその方がどんな事をしたくて、こういう仕事をしているのか。
という行間を読み取って、仮説を立ててお会いする。
実際に会ってお話した時に腑に落ちるかどうか。

の繰り返しを行うようにしています。

2.転職が多い方の場合の注意点

転職が多い方はきちっとした理由があれば、半年であろうが1年であろうが
必ずしもネガティブな印象になる世の中ではなくなってきました。

とはいえ、例えば1番大事なのは直近2社が短くてもその前の会社が、7年居ました。
など、どれか1社長い経験があるかどうかはチェックしておくべきポイントだと
思います。

3.面接は「歌うま選手権」

レジュメに沿って面接を進めるだけではなく、質問を投げた時に
質問のど真ん中に帰ってくるかどうか。で加点原点で見ていて、
「歌うま選手権」に似ていると思います。

音程があっているかとかビブラートが効いているか。と同じように、
答えがダラダラとしてどんどんソレて行ってしまうとか。

4.人を見抜く5要素

地頭、エネルギーレベルの高さ、可愛げがあるかどうか、運が良いか、
好奇心が高いかどうか。がポイントです。

▶地頭については、頭の回転・返答の切れ味、語彙力の豊富さ。
▶エネルギーレベルの高さとは、ポジティブさや胆力など。
▶可愛げとは、憎めなさ、チームの雰囲気や士気をあげる力がある。
▶運の良さとは、運が良い。と自分で自覚できている人。ポジティブに受け止めていて
▶実力以外の部分を認識できていて活かせる人。
▶好奇心の高さとは、こういうどんどん変化している時代なので、常に新しいことを
キャッチアップしていける人。常にアンテナを高くしていられる。
それをきちんと自分の引き出しにいれて、何かの時にそれをスッと出せるかどうか。
常に学びの姿勢でいれるかどうか。

面接は職歴と、その方のパーソナリティの魅力の掛け算で見ていくようにしています。
面談では、用意したものでは取り繕えない人間力を判断するために使うと良いと思います。
例えば、自己PRなど、「用意できるもの」ではなく、生の声が聴ける問いを意識しています。

5.まとめ

「企業は人がすべて」と言われているくらい重要なポイントです。
面接はとても疲れる業務ではありますが、それくらいの熱量をもって行う方が良いでしょう。
今や少子高齢化社会で働き手が選べる時代。企業も「選ばれる側」であると認識し、
面接の時間をお互いに有意義な時間となるよう、本日お伝えした内容を踏まえて
事前に準備して挑むとよいかもしれません。ご参考までに。

一覧へ戻る